轻松读懂日语经典作品
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くしんのがくゆう
苦心の学友
佐々木 邦
「少年倶楽部」1927(昭和2)年10月号~1929(昭和4)年12月号
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 162,732 字 · 332 页
正三君の名刺には○○中学校生徒としてあった。
「お兄様がたは?」
「学校へゆかれた。式がある」
「それではちょっと奥へ伺ってまいります」
「一緒にいこう。ああ、忘れた」
「なんでございますか?」
「きみのところへ年賀状がきている」
「堀口からでしょう?」
「よく知っているね」
と照彦様は机のひきだしから取り出した。他に松村君と高谷君と細井君のがあった。堀口生のは特に紹介にあたいする。
改心の御慶目出度申納候。旧年中はご無礼ごめんください。僕は改心しましたが、成績の方はやはりビリ一です。変だと思って、橋本先生のところへ聞きにいったら、改心しても勉強しなければダメだそうです。先生は私のいけないワケと勉強の仕方を色々と話してくださいました。新年とともにホントに一生懸命になりますから、なにとぞご信用ください。
麹町区麹町三丁目三番地
堀口 裕
追って私は堀口改心勉強入道とあだ名をつけますから、なにとぞなにとぞよろしく。入道というのは後悔したシルシであります。
「勉強入道はおもしろいですね」
と正三君は笑ったが、思いあたるところがあった。
「ばかだよ、やっぱり」
「自分であだ名をつける人間もないものです」