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だいぼさつとうげ

大菩薩峠13

中里 介山

線上閱讀中里 介山《大菩薩峠13(だいぼさつとうげ)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。

N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 349,705 字 · 678 頁

青空文庫

一人の画工のために、一枚の絵のために、千里の道を遠しとせざる我輩の振舞は、なるほど君たちが見れば、閑人の閑つぶしとして、この上もない馬鹿野郎に見えるだろうけれども、そこは縁なき衆生だ――縁なき衆生といえども、度するだけは度するの慈悲がなければならぬと思って、つい一人でおしゃべりをしてしまった――慈悲といえば事のついでにもう一つ、およそ彫刻でも、絵画でも、日本に於て最大級の産物は、ことごとく仏教と交渉を持たぬものはないけれども、永徳はその仏教からも超脱している。この点も、まさにその特色の一つで、秀吉を古今第一等の日本の英雄とすれば、同時に日本を代表する古今独歩の巨人としての画人、永徳を忘れてはならない――そういったような次第で、拙者はこれから松島の観瀾亭を見に行こうとするのだ」

二十六

その翌朝、田山白雲と、雲井なにがしとは結束して、その家を辞して出でました。

白雲が急がぬようで急ぐ旅であり、この青年壮士もまた、落着いてここに逗留している身ではないらしい。

雲井なにがしは、近き将来に日本の勢力が二分することを信じている。それは痩せても枯れても従来の徳川家が一方の勢力で、他の一方の勢力の中心は、薩摩と、長州である。