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あかくら

中谷宇吉郎集 第一巻

中谷 宇吉郎

線上閱讀中谷 宇吉郎《中谷宇吉郎集 第一巻(あかくら)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。

N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 107,056 字 · 223 頁

青空文庫

そして一節の終りまで行くと「ヤア失敬、失敬」といいながらバイオリンを無造作に置いて、椅子によりながら卓の上の敷島を一本抜いてニヤリとされるのが常であった。

卓の上にはよく画の本が二冊位載せてあった。いつか画の話のついでに、その中の一冊を取り上げて眺めながら、

僕は画の本はかなり持っていますよ、今に僕が死んで、僕の遺書が売り物にでも出たらきっと皆が驚くよ。「なんだ、物理の本なんかちっとも有りやしないじゃないか。絵の本ばかりじゃないか」ってね。描く方も以前は大分やったが、この頃はちっともやらない。描く暇がないから見るだけで我慢してるんです。

というような話が出たこともあった。

この応接間については面白い話がある。ある時妙な発明家がやってきて、永久運動の器械を発明したからといって、複雑な器械の設計図を持ち込んだことがあったのである。この器械はちょっと甚だ巧妙な設計になっていて先生も大分悩させられたそうである。結局実際には出来ないような設計になっていたので鳧は付いたのであるが、その後大分経って、ある新聞の小説に永久運動の器械を作る発明家が出てきて、その発明家がある博士を訪問する場面が出てきたのである。