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あかくら
中谷宇吉郎集 第一巻
中谷 宇吉郎
線上閱讀中谷 宇吉郎《中谷宇吉郎集 第一巻(あかくら)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。
N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 107,056 字 · 223 頁
九 パブロワの踊り
一〇 物理学序説
だから僕の本などは極少数の人だけがアップレシエートしてくれればそれで良いのだと思っている。
九 パブロワの踊り
いつか名人の話の出たついでにその頃初めて東京へきて騒がれていたパブロワの踊りの話が出た。
実は朝日の記者に誘われて二人で出掛けて行ったんだがね。目的は力学的に見たパブロワの踊りというのを書くつもりだったんだからちょっと凄じいだろう。ところがどうも一度ではなかなかいかん。もう一度と思ったが、入場料が非常に高いのでどうしようかと考えた。結局原稿料で埋め合せれば理由はないと思って到頭二度見たよ。
やはり重心の動き方と脚の運び方で、力学的に安定した時が、見た目にも落付きがあって美しいと思った、踊りはなかなか複雑だが、重心の動き方を見ていると、案外簡単なリズムから出来上っているものだということが分って面白かった。雄弁家の演説というものが丁度あれだね。
それで結局その話は何に御書きになりましたかと聞いたら、「到頭書かなかったよ、まるまる損をしたわけさ」と顔一杯皺だらけにして大笑いをされた。
一〇 物理学序説
ある晩の応接間の話で、この日は先生は大変機嫌が良くて、大気焔を揚げられたのであった。