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あかくら

中谷宇吉郎集 第一巻

中谷 宇吉郎

線上閱讀中谷 宇吉郎《中谷宇吉郎集 第一巻(あかくら)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。

N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 107,056 字 · 223 頁

青空文庫

の中にしっくり納まってしまうということは、文章の恐ろしさを如実に示しているような気がするのである。

寒月君が続いて、「波斯人も矢張り処刑に磔を用いたようで御座います。但し生きているうちに張付けに致したものか、死んでから釘を打ったものか、其の辺はちと分りかねます」という条りは、原本では「死後か否かは不明である」という簡単な文句で記されている。そこで苦沙弥先生が、「そんなことは分らんでもいいさ」と退屈そうに欠伸をする所は、原論文では、猶太人の磔は常に屍体について行ったもので、生きた人を十字架にかけて釘を打つという残酷なことはしなかったと、猶太人のために無実の悪評を弁護しているのである。以下本論に入って、ペネロピーの十二人の侍女を絞殺するところとなって、寒月君が希臘語で本文を朗読しても宜しう御座いますがといって、そんな物欲しそうなことは言わん方が奥床しくて好いと、苦沙弥先生にやられる所には、論文ではちゃんとギリシア語の原文がはいっているのである。そして Od. ※, 465-473と註が附いている。寒月君が「ちと衒うような気味にもなりますから已めに致します。