輕鬆讀懂日語經典作品
ja-reading.com
輕鬆讀懂日語,輕鬆閱讀日語。線上閱讀日語經典作品。支援在閱讀過程中顯示假名、查詢生詞、翻譯句子。
だいぼさつとうげ
大菩薩峠13
中里 介山
線上閱讀中里 介山《大菩薩峠13(だいぼさつとうげ)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。
N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 349,705 字 · 678 頁
だがねえ、話の口は、そのらしゃめんにもなかなか先方に好みがあって、第一、芸妓や、女郎衆の、金で自由が利く奴ではいけず、そうかといって、伊豆の下田の唐人お吉なんていう潮風の染み過ぎたのでもいけず、お膝元の固いところでは、いくら困っても、娘をらしゃめんにでも仕立ててみようというほどに開けた奴はいねえ。素人ともつかず、玄人ともつかず、娘でなく、年増でなく、下司ではいけないが、そうかといって上品ぶるのはなおいけない。こいつをうまくしおおせた日には、身に余る福の神を背負いこむのだが……なかなかその人選が容易でないと、一旦は頭を痛めたが、案ずるより生むは易いとでも言ったものか、実は、ぴったりとその注文にはまりそうな代物が、眼の前にあるから不思議じゃないか、下地は好きなり御意はよし、という心当りがあるから妙なもの。
ところで、今晩、ひとつこの場で、おっかあに肌ぬぎが願いたい、といって時節柄、うっかり唐人をこんなところへ連れ込むところを、当時流行の浪士マネにでも見られようものなら、尊王攘夷覚えたか! 真向上段と来るから、今晩、その毛唐さんを御数寄屋さんかなにかの隠れ遊びに仕立てて、このところへ連れて参りますから、万事その辺ぬかりなく――その代り話がまとまったと来た日には、相手が異人館の大番頭だ、つけ届けは、毎年毎年船