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がまのち
日本怪談大全 第一巻 女怪の館
田中 貢太郎
線上閱讀田中 貢太郎《日本怪談大全 第一巻 女怪の館(がまのち)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。
N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 192,678 字 · 394 頁
※(ローマ数字2、1-13-22)
まで話して帰った。
そして、私は上京したが、その翌年の夏であったか、私の知己の男が上京した時の話に、友人と彼の女との関係が判って来て、友人の細君は細君で、狂人のようになって騒ぎだすし、女の親類もやかましく云いだしたので、友人はしかたなしに、女と二人で大阪へ逃げて、大阪の府下で小学校の教師をしているとのことであったが、その後の話に大阪にいるのも具合が悪いのか、朝鮮の方へ往ったと云うことを聞いて、それっきり友人の方の消息は聞かないが、友人の家のことは、その後も一二度聞いた。友人の家では二人の小供を両親が世話をすることになって、細君は離縁になっていた。
※(ローマ数字2、1-13-22)
私が上野の広小路で見かけた女は、友人と朝鮮へ往っていることになっている彼の女であった。私は帰る路でも、友人とその女との、その後のことを考えて見た。友人の細君も離縁になったし、往きがかりじょう、二人は新らしい家庭を作っているだろうが、彼の女がたしかにお八重であるとしたら、この比、東京の方へ来ているか、それとも二人の生活に余裕が出来たので、遊びにでも来ているのだろうか、ああした事情の下にいっしょになった男女に好くあるように、双方から我儘が出たり、面倒な事情が絡まって来たりなんかして、それがために別れてしまって、女は故郷のほうへ帰れ