輕讀日語

輕鬆讀懂日語經典作品

ja-reading.com

輕鬆讀懂日語,輕鬆閱讀日語。線上閱讀日語經典作品。支援在閱讀過程中顯示假名、查詢生詞、翻譯句子。

わすれえぬひとびと

武蔵野

国木田 独歩

線上閱讀国木田 独歩《武蔵野(わすれえぬひとびと)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。

N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 94,018 字 · 192 頁

青空文庫

その事は無論時田も江藤も知っていたので、江藤もよく考えたら森の奥のガサガサする音は必ずそれと気の付くはずなんだ。

『それはそうとして君、それから僕は内心すこぶる慙かしく思ったから、今度は大いに熱心になって画きだしたが、ほぼできたから巻煙草を出して吸い初めたら、それまで老爺さん黙って見ていたが、何と思ったか、まじめな顔で、その絵をくれないかと言いだした。その言い草がおもしろいじゃアないか、こういうんだ、今度代々木の八幡宮が改築になったからそれへ奉納したいというんだ。それから老爺しきりと八幡の新築の立派なことなんかしゃべっているから、僕は聴きながら考えた、この画はともかくもわがためには紀念すべきものである、そして、この老爺もわがためには紀念すべき人である、だからこの画をこの老爺にくれてやって八幡に奉納さすれば、われにもしこの後また退転の念が生じたとき、その八幡に行ってこの画を見て今日のことを思い出せば、なるほどそうだとまた猛進の精神を喚起さすだろう。そうだとこう考えて老爺にくれてやることにした。老爺大変よろこんですぐ持って帰るというから、それは困る明日まで待ってくれろ今日は自宅へ持って帰って少しは手を入れたいからと言うと、そんならちょっとわしが宅へ寄ってくれろじきそこだからッて、僕が行くとも言わないに先に立っ