輕讀日語

輕鬆讀懂日語經典作品

ja-reading.com

輕鬆讀懂日語,輕鬆閱讀日語。線上閱讀日語經典作品。支援在閱讀過程中顯示假名、查詢生詞、翻譯句子。

やそうざっき・やちょうざっき

野草雑記・野鳥雑記

柳田 国男

線上閱讀柳田 国男《野草雑記・野鳥雑記(やそうざっき・やちょうざっき)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。

N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 144,016 字 · 284 頁

青空文庫

草の名と子供

緒言

雪の下

草の名と子供

緒言

小さな自然に名を与える事業には、児童が誰よりも多くの興味を以て働いている。その言葉が成人にも承認せられて永く行われ、一方にはまた同じ子供のような気持を以て、新たに言い始めた物の名も多かったことは、方言を集めていると容易に心づくはずである。この頃外国から持込んだ色々の新語と並べて見て、殆と両極端と言ってもよい態度のちがいは、やがてまた近世の国語の歴史の、看過すべからざる変革を暗示するものかと思う。私が目下分類に着手している『児童語彙』には、明白に児童しか使わぬというものだけを載せることにしているから、十分な証明をすることが出来ない。それで別に全体にわたって物の名の話をして見ようと思う。寒中に草の話をするのも時を得ないが、なるだけ因縁のあるように第一には「雪の下」、次には卯の年だから兎の何々という類の草の名を問題にする。そうして徐ろに春の我々に来るのを待とうと思う。

雪の下

私たちの在所では、よくこの草の葉を揚げものにして食べた。子供の頃の事を思うと、先ず最初に眼に浮ぶ冬の草である。寒い盛りにも紅味を帯びた緑の葉が見られて、「雪の下」