Read classic Japanese books with furigana
ja-reading.com
Read classic Japanese books online with furigana. Filter by JLPT level, tap a word for the meaning, and translate a sentence.
さんごくし
三国志
吉川 英治
Read 三国志 (さんごくし) by 吉川 英治 (よしかわえいじ) in Japanese with furigana. JLPT N2. Tap a word for the meaning.
N2 · advanced · modern kanji and kana · 161,356 characters · 323 screens
また郭嘉の子郭奕を取り立てなどして、帰来、宰相としての彼は、陣中以上、政務に繁忙であった。
× × ×
食客は天下いたる処にいる。
主は好んで客を養い、客は卑下なく大家に蟠踞して、共に天下を談じ、後日を期するところあらんとする。――そうした風潮は、当時の社会の慣わしで、べつに異とするほどなことではなかった。
三千の兵、数十の将、二名の兄弟、そのほか妻子眷族まで連れていても、国を失って、他国の庇護のもとに養われれば、これもまた「大なる食客」であった。
いま荊州にある玄徳は、そうした境遇であった。けれど、食客もただ徒食してはいない。国も遊ばせてはおかない。
江夏の地に、乱がおこった。張虎、陳生という者が、掠奪、暴行から進んで叛乱の火をあげたのである。
玄徳は、自ら望んで、その討伐に向った。そして地方の乱を鎮定し、その戦で、賊将張虎が乗っていた一頭の名駿を手に入れて帰った。
張虎、陳生の首を献じて、
「もうあの地方には、当分、ご心配の必要はないでしょう」
と、報告をすました。劉表は彼の功を賞して、甚だしく歓んだが、幾日か過ぎると、また、