Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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たんげさぜん

丹下左膳

林 不忘

Lesen Sie 丹下左膳 (たんげさぜん) von 林 不忘 (はやしふぼう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 241.861 Zeichen · 480 Bildschirme

Aozora Bunko

足留め稲荷

一

黙って一同のいうところを聞いていた対馬守、お小姓をしたがえて奥へおはいりになった。するとしばらくして、祐筆に命じて書かせた大きな提示が、広間に張り出されました。

一、天地神明に誓いて、こけ猿の茶壺を発見すべきこと。

一、柳生一刀流の赴くところ、江戸中の瓦をはがし、屍山血河を築くとも、必ずともに壺を入手すべし。

右御意之趣……。

源三郎につぐ柳門非凡の剣手、高大之進を隊長に、大垣七郎右衛門、寺門一馬、喜田川頼母、駒井甚三郎、井上近江、清水粂之介ほか一団二十三名、一藩の大事を肩にさながら出陣のごとく、即夜、折りからの月明を踏んで江戸へ、江戸へ……。

足留め稲荷

一

品川や袖にうち越す花の浪……とは、菊舎尼の句。

その、しながわは。

東海寺、千体荒神、足留稲荷とそれぞれいわれに富む名所が多い。

中でも、足どめの稲荷は。

このお稲荷さんを修心すれば、長く客足を引きとめておくことができるというので、旅籠や青楼、その他客商売の参詣で賑わって、たいへんに繁昌したもの。

ふとしたことから馴染んだ客に、つとめを離れて惹かれて、ひそかにこの足留稲荷へ願をかけた一夜妻もあったであろう……。