Japanische Klassiker mit Furigana
ja-reading.com
Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.
たんげさぜん
丹下左膳
林 不忘
Lesen Sie 丹下左膳 (たんげさぜん) von 林 不忘 (はやしふぼう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 241.861 Zeichen · 480 Bildschirme
その他、しじみ屋、下駄の歯入れ、灰買い、あんま師、衣紋竹売り、説経祭文、物真似、たどん作り……そういった人たちが、この竜泉寺名物、とんがり長屋の住人なので。
お美夜ちゃんの父親、作爺さんの住いは、この棟割長屋の真ん中あたりにある。
前も同じつくりの長屋で、両方から重なりあっている檐が、完全に日光をさえぎり、昼間も、とろんと澱んだ空気に、ものの腐った臭いがする。
作爺さんの家のまえは、ちょうど共同の井戸端で、赤児をくくりつけたおかみさん連の長ばなしが、片時も休まずつづいている。
羅宇屋の作爺さん……上に煙管を立てた、抽斗つきの箱を背負って、街へ出る。きせるの長さは、八寸にきまっていたもので、七寸を殿中といった。価は八文、長煙管の羅宇は、十二文以上の定め。
が、このごろは作爺さんも、商売を休んで家にいる。
それというのが……。
壁つづきの隣は、この間まで、あの、ところ天売りのチョビ安のいた家で、いまはあき家になっている。
あの日、朝出たっきり帰らないチョビ安を待って、お美夜ちゃんは、こうして日なが一日、路地の角にボンヤリ立ちつくしているのだ。
「お美夜や、いつまでそんなところに立っていてもしょうがねえ。