Japanische Klassiker mit Furigana
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とうじょうのきじゅつし
塔上の奇術師/鉄人Q
江戸川 乱歩
Lesen Sie 塔上の奇術師/鉄人Q (とうじょうのきじゅつし) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 151.766 Zeichen · 303 Bildschirme
早く、行ってみてください!」
「よし、行ってみよう。ちょっと待ちたまえ。パトロールカーも呼んでおくから。」
おまわりさんは、そういって、交番に引きかえすと、そこにいた、もうひとりのおまわりさんに、何かいっておいて、すぐにもどってきました。
おまわりさんと、北見君とが、西洋館にかけつけ、あの部屋にはいってみますと、そこには、おじいさんが、ただひとり、いすにかけて、グッタリしていました。
「鉄人Qは、どこへ行ったんです?」
北見君が、あわただしく聞きますと、おじいさんは、
「どこかへ逃げてしまった。わしは、もう少しで、しめ殺されるところだった。だが、やっとたすかった。あいつはおそろしいやつだ。わしが作ったロボットだが、もう、わしのいうことをきかなくなった。あいつを自由にしておいてはあぶない。なにしろ鉄の人間だから、ばか力がある。それにピストルのたまが当たったぐらい、へいきだからね。どんなおそろしいことをやりだすか、知れたものじゃない。警官、あいつをつかまえてください。でないと……。」
おじいさんは、おびえた声で、きれぎれに、そんなことをいうのでした。
「そのロボットは、電池かなんかで、動くのですか? そんなら、電池が切れたら、何もできなくなるでしょう?」