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Japanische Klassiker mit Furigana

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たんていやわ

探偵夜話

岡本 綺堂

Lesen Sie 探偵夜話 (たんていやわ) von 岡本 綺堂 (おかもときどう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 140.363 Zeichen · 277 Bildschirme

Aozora Bunko

というのは、かれが常に賭博に耽っているのと、まだほかにもなにか後ろ暗いことのあるのを、警察でも薄々さとっているらしいので、脛に疵持つかれは、こういう問題について警察へ顔を出すことを恐れている。その結果、かれはなんにも知らない振りをして自分の家へ帰ってしまったんだといいます。いや、かれの申し立てはまずこうなんですけれど、まだそのほかにも何か思慮があったらしく、かれはその以来、ダルトンのありかをひそかに探していたんです。ダルトンはまた警察へ行って、かの支那人のことを早く訴えたら、すぐに手がかりが付いたかも知れなかったんですが、これも警察沙汰にすると、小鉄と自分との秘密が暴露するのを憚って、慌てて宿を換えてしまったんです。こういうわけで、両方が努めて秘密主義を取っていたので、小鉄の死因にも疑惑が残っていたわけです。しかし梁福の身になると、その猿めが憎くってならない。自分の大事な女をむごたらしく殺した畜生を、どうしてもそのままにはしておかれないので、ピストルを懐中して例の椰子の林へ忍んで行くと、猿はその日も木の上に登っていたので、そっと近寄ってただ一発で撃ち落とすと、きょうは猿ばかりでなく、番人もその近所にいたもんだから、すぐに駈けて来てかれを取りおさえようとする。