Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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にっき

日記

宮本 百合子

Lesen Sie 日記 (にっき) von 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 40.778 Zeichen · 82 Bildschirme

Aozora Bunko

二月十日

二月十一日

二月十三日

すぐかえって来てしまう。浜中氏、洋品店などにひどく興味をひかれるらしく、Aはしきりに食物に気をつける。可笑し、そして二人とも何も買いはしないのだ。林町より、陶器の本をかりる。

二月十日 日 雨

雨、中川氏、浜中氏に会いに来、午後から夕刻食事をし、十時頃かえる。種々女の話まで出。Aはいい友達ばかりあること!

二月十一日 月 曇雨。

さいまだ体はすっかりよくない。それでも働いて居るから、無理ではないかと心配だ。浜中氏中川のところにゆく。Bed もなし、さぞ苦しいことだろう。『新小説』二月号、近松秋江、尾崎士郎なって居ず。佐々木味津三もう一歩と云うところだ。長与善郎の「旅日記」をよんでも思ったのだが、近頃日本文壇の若い者を、一八〇〇年代の中葉以後のロシア青年を捕えたような Fit が掴んで居るのではないか、何故なら、近頃、私は、多くの作品のうちに、進取的でない、そして又楽天的でもない若者の苦微笑をあまり多く見るから。歯がゆし。その蒼白き優雅さを私は好めない。

二月十三日 火 晴

朝飯をしまったばかりのところへ、高楠先生の息正男氏Aに、『東洋仏教』への原稿をたのみに来。