Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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にっき

日記

宮本 百合子

Lesen Sie 日記 (にっき) von 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 40.778 Zeichen · 82 Bildschirme

Aozora Bunko

九月三十日

十月一日

十月二日

十月六日

十月七日

十月八日

上戸、いつもの茶やで食事、十時頃かえる。

九月三十日 火

湯浅さん、今日かえるつもりのところ、豪雨。とても立てず――かえりたくないので互にそれを口実にしたようなものだ――明日とする。

十月一日 水

湯浅さんかえる。

十月二日 木

仕事にかかる。

十月六日 月

「聴き分けられぬ跫音」の続篇「冬眠」57枚送る。俥夫を郡山にやって、五時に発送、雨ふりのいやな日であった、のびのびとしうれし。

うれしさをわかつもののない物淋しさ。

十月七日 火

仕事が一先ずすんだのに、疲れも出、何となく空虚な淋しさを感ず。こんどの分として置いたところまで書けなかったから、すぐつづけてそれをやってしまおう。スエ子から、クレイオンで色をつけた手製の人形を送ってくれた。可愛く出来て居る。湯浅さんから手紙が来なかったうめ合わせだ。ストリンドベルクの自然主義的戯曲をよむ。「令嬢ユリー」、数年前、福沢の小劇場で見たのを思い出す。

十月八日 水

この頃切に思う。自分は湯浅さんに対して持つ丈純粋な心持で何故Aに対せなかったのだろう、と。勿論彼のうちには、彼女にある智が全然かけて居る。自己反省の出来ない点も。