Japanische Klassiker mit Furigana
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にっき
日記
宮本 百合子
Lesen Sie 日記 (にっき) von 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 40.778 Zeichen · 82 Bildschirme
九月二十四日
九月二十五日
九月二十六日
九月二十八日
九月二十四日 水
彼女、六畳にゆき、自分いつもの机の前、三時半ばかりやった。かなり工合よく書けたような気もするが、どうも少し心の底がゆらついて――彼女の意識に煩わされて居るような形跡なくもない。自分は結果について半信半疑だが、やった丈愉快。
彼女は、やりかけて見るとむずかしく、かつ、自分の力の不充分なのに愛素をつかし、少し不機嫌、まあよし、よし、わが友、力をおとさずにしっかり。
九月二十五日 木
朝食後、彼女煙草を吸い乍ら上段で庭を眺めて居る。自分傍にゆく。もう動くのがいやになって苦しい。それでもやっと、別々になったが、自分はやって居られず、彼女のところに行って、訳の相談を受ける。なかなか困難な仕事らし。彼女はロシア語の動詞に自信ない由、しかし私の文法のない英語よりはましだろう。
九月二十六日 金
彼女は、私より、鋭い、よい sense を持って居る。彼女の真情に打れたことがある。
夜、自分は長椅子の上、彼女は円卓子で訳語について、互になおし合う。楽しい。自分は深い感銘を受けた。
九月二十八日 日
急に思い立って、猪苗代湖にゆく。おそく出たのですぐ夕方になったが、日の沈む壮大な光景を見た。