Japanische Klassiker mit Furigana
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にっき
日記
宮本 百合子
Lesen Sie 日記 (にっき) von 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 40.778 Zeichen · 82 Bildschirme
一月十五日
国男、彼の自己発表したい点を知り、何と云うかと云う心持の感じられるきき方をする、又、面白くても黙って居ると察してやらず(ツーさん面白い? どこを面白いと思う?)と肉迫する。男同志と、異性とは斯う云う点でも違うか。
基ちゃんに英語を教えてやる。肴町で降り、母上に本代をいただいたお礼心に、モープウァを買って行ってあげる。同時に、佐藤春夫の『幻燈』、柳宗悦の『朝鮮とその芸術』、わが文芸陣を自分の為に買った。
一月十五日 火 晴
正確な時間で云うと、午前五時五十幾分か、丹沢山を震源とする激震があり、前夜二時頃床につきぐっすり睡ったところであったので、すっかり戸迷いし、グランパ、グランパと叫び乍ら、Bed から降りようと大さわぎをしてしまった。英男がよいあんばいにとなりに居た為、二人で縁側に出た。
正月十五日(続)
林町の家は二階建てだし、二階では下が危いと云う知識があるので、余計こわかった。それでも、戸があき、歩けたことを見れば、去年の九月一日よりはずっと軽かったわけだ。夕刊に、あの時の三分の一だと出た。
少ししずまってから二階に行って見た。スエ子、小さく青くちぢこんで母に抱えられて居る。