Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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にっき

日記

宮本 百合子

Lesen Sie 日記 (にっき) von 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 40.068 Zeichen · 81 Bildschirme

Aozora Bunko

二月十一日

二月十二日

二月十三日

もう幾度も幾度もこねかえして考えてあるが今度は実行可能であろう。一昨年カマクラに居て、二人で考えたことがあった。Yハルピンに居て、自分間三ヵ月位行くように。けれども、二人分れるのがいやで実行出来なかった。又経済上も。今度は何とかなろう。

Y、「一つ今度こそ思い切って出かけなけりゃ一生うだつが上らない、そう恋々として居たって仕方がないものねえ、べこ」このねえ、べこに無限のものあり。

べこ大いに奮励一番して彼女を人にしてやらなければ愛した甲斐ないと思う。

二月十一日(金曜)

Y、ロシアに行くという、この考、まだなじまず、幾分二人とも亢奮して居る。

自分一人で生活するの、楽しみなような、恐ろしく空虚で、その空虚さに堪えず、何とかなってしまいそうなこわさいろいろあり。夜何だか落付いて眠らず。

二月十二日(土曜)

山内さんのケイコ

二月十三日(日曜)

関さん来。ベコ誕生日故、もやー、サダに花をとらせに秋庭さんにやったがおそいと云ってそれはそれは怒り。

きのう中村やから買って来たロシアパン、甘い、こんなもの食えるか、パン買って来い!「私の誕生日じゃないの、そんなに怒らないだっていい」