Japanische Klassiker mit Furigana
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にっき
日記
宮本 百合子
Lesen Sie 日記 (にっき) von 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 40.068 Zeichen · 81 Bildschirme
八月二十日
○小溝幸子という人来。阿波の人、父林町の父と同じ教室であったと。本校を出て、今教師して居るのをやめて、文学の仕事をしたいという。自分をたよって出て来た由。何だか、その人のために不安を感ず、二十六。これまで何も書かなかった。感じ方一寸鋭いところあれど、教師的なところ見かけだけか、ならよいが。
○フーちゃんYのことについていろいろ話す。彼女を通して、普通人のY感というもの分る。自分にはもうそのような第三者の心持がなくなってしまったから。この第三者の心持ないところ、よし、わるし、と強く思う。対手を理解する、というのは肯定するのみにあらず。
○Yが居ず、疲労を感ず。然し、今Yの居ないのは随分よし。居ない間に、自分の心持が何とか整理されるから。
八月二十日(土曜)
朝、目をさましたのは十一時。ちっとも早いどころではない。それにしても何故ああゆうべは眠たかったのか。台所の方でした変な音、鼠の仕業で、土瓶の口がこわれて居た。
『朝日』へやる随筆七枚半、「蓮花図」を書く。
お文さん、写真やへやきましさせにゆく。
夜チェス、文子よくわからず。ピョンピョンをし、つまりあいこ。