Japanische Klassiker mit Furigana
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にっき
日記
宮本 百合子
Lesen Sie 日記 (にっき) von 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 40.068 Zeichen · 81 Bildschirme
三月十二日
三月十三日
三月十四日
Y留守の心持、不思議な心持。今度は先より楽で(仕事が自分を追うから)ある。が、しんが寂し。その寂しさ、愛が一杯で重くしずかで淋しい、そんな寂しさ。わるくない淋しさとも云える。
三月十二日(土曜)
山内さんケイコ、今日自分少しナーバスなのを、話して居る間に感じた。
家へ電話を淀橋からかける。自働電話、前に、道普請をして居る。つる嘴、手袋「かてえなあ」傍に、郵便局電信配達だまりあり、赤い自転車、若いもの、一人が犬と遊んで居る。つとのって出かける、五分位に一人二人出かける。「おい百××番地知らないか」
Yからは何とも云ってよこさず
仕事。いろいろやって居て一つ感あり、もっと、三、コムプレックスする必要あり、そして深く彫る――。先のはやはり速くかきすぎたというところあるなァ。
三月十三日(日曜)
ひどい雪でござります
なるほど。――美しい春の雪だ。床の間に桃を活ける。雪、桃。けさYより電報が来るかとたのしみにして居たが来ず。今夜立つとでも云うのであろうか。
三月十四日(月曜)
Y、かえる。
自分特急――八時半までまてず六時すぎ家を出て、品川に行ったがここに特急は止らず。