Japanische Klassiker mit Furigana
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にっき
日記
宮本 百合子
Lesen Sie 日記 (にっき) von 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 40.068 Zeichen · 81 Bildschirme
六月三日
Y、この頃の不機嫌のつづきで、下らぬことを云い出し(mと私とのことについて)私ひどく怒り泣いた。生活の狭さ、何と人間は生活をきたなくして平気で生きるか、精神的豚だと思い実に涙が出た(我々のような生活に於てさえ愛情の新鮮さが失われて所有慾ばかり根をはる! 下らなさ)。
『新潮』の小説を考えて居るうち、ノートにとってない京都のいろいろのことを思い出し、興味を持った。生活上のこと、実にノートにとり切れず。忘れぬものは書かないでも忘れることなし。
六月三日(金曜)
この頃もう梅雨に入ったと見え天気曇り寒し。
おふみさん、昨夜も一寸話して居るうち親しみを覚え、おできでふくれた横顔可愛ゆく思った。しん、実にリアリストなり。
『ウーマンカレント』合評会記、一寸よみ、あまり上滑りのして居るのにおどろいた。宇野さんなど、あんなところで、もっと堂々云えばよし、何だか歯痒く歯痒く、出席しなかったの、とても幸と感ず。居たら自分、あんなことでは満足しない。
仕事そろそろ形がついて来かかる。
若竹の美しさ、まだ葉がひろがらず、すすきの穂のようなさやに入ったまき葉が一節ごとに出て居、作りものの大すすきのように美し。