Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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にっき

日記

宮本 百合子

Lesen Sie 日記 (にっき) von 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 40.068 Zeichen · 81 Bildschirme

Aozora Bunko

一月二十九日

一月三十日

一月三十一日

二月一日

夜一人。大きい家に一人居るの一種の心持で落付かず。モヤーに長い手紙を書く。

五郎の娘かえす。

一月二十九日(土曜)晴 風強し

五郎の娘来ル、様子をききに親父の仕事場へ行った。吹きさらしの丘に下小屋をかけて居たところなり。見渡しよさそう。松の音。

やっと今日から落付くこんたんをしてモヤーの机の上に自分のものを持って来る。

一月三十日(日曜)晴

十時半頃電報。サムイカラカエルコンヤ七シウエノムカエ おやおやと思い、急に又机をかたづけ、となりの六畳に自分のをもって来る。上野へゆく。働いたあと故つかれた。

Y、寒かった、淋しかったで落付かなかったのなり。

一月三十一日(月曜)晴

この頃ちっとも雨ふらず、風邪を引いたのがなおらないで閉口なり。

二月一日(火曜)晴

二月に入るとどこやら空気軟ぐは面白い。山内さんの稽古。かえりに乃木坂の乃木坂クラブに行って見た。ひどい。住めず。坪八円、ヒーターなし。食堂六時だのに椅子がひっくり返って卓子にのって居る。内部に住んで居るのはノギ坂クラブという名にふさわしい一間ギリの事務所(々々製薬会社、寺院復興会社、大日本建物会社)など。