Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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にっき

日記

宮本 百合子

Lesen Sie 日記 (にっき) von 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 40.068 Zeichen · 81 Bildschirme

Aozora Bunko

六月十四日

六月十五日

が二人うつす心持が通わず、きっと自分変な顔してとれたろう。一緒に出かけて。

牛込館のヴァリエテを見る。変に苦しい心持に二人ともなった。Yはボスの心持、いやに痛切に身にしみるなり。映画としてよし、プティの可愛ゆさ。

六月十四日(火曜)

三人で出かく。自分林町、夕方行ったら母、つかれたと云って床に居る由、大したことと思わず、風呂をあびてから上って行ったら、ひどくげっそりして居て、ろくに声も出さず、ものもたべないで居る由、国府津から月曜かえったが、工合わるい。前に出血したという話。おどろき心配し、この間うち、自分よく歯がすっかり落ちた夢を見たことを思い出してたまらず。ひどくいやな心持になった。子宮瘤ではないかと思った。

六月十五日(水曜)

医者に見せよと云っても、自分の体は自分でわかって居ると云ってきかず、自分心配の余り腹が立った。父も大事に御機嫌をとるばかりでは駄目なり。押えるところ押えず、頭を暗く暮して何になるかと憤然とした。

夜かえろうとすると、父上、あす小樽に立つよし。明日夜来ることを約す。

○「こんな女中幾人つかって居たって気がもめる丈で仕方がないじゃないの」