Japanische Klassiker mit Furigana
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にっき
日記
宮本 百合子
Lesen Sie 日記 (にっき) von 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 40.068 Zeichen · 81 Bildschirme
六月十八日
六月十九日
お茶、ソーダビスケット、ジャム、チョコレートその他。
ヴヴノワさん、私のポートレートをかくという、彼女にとってもそれは制作である故なるたけ都合して坐るつもり。彼女が大してタレントのない作家であるのは却って自分に気やすい。
立派な人が描いてやると云ったら、自分まだそれだけの内容なく愧しとことわるだろうから。
六月十八日(土曜)
西野さんに来て診て貰うように、父上にすすめた。どうも一遍も見せずにかえる心持せず。
三越。
今日又かえれないから、どうかしてYに会いたく、幾度も菊地にかけ、やっと三越へ出なおして行って会う。
六月十九日(日曜)
西野さん来。糖尿だけのことであった。節食と散歩をすすめられた。足で歩くこと。
今度母の体についていろいろ心配し、人間が自分の体を自分の所有と思って甘やかし、不健康にする愚と冒涜とを深く感じた。心のためには教育、体のためには体育、これは二つ切りはなせない車の輪だ。大きな仕事、大きな精力、自分という生存はただ自分だけのため、まして自分のものなどにあらず。人間が食物について勿体ないと云う、その勿体なさを人間の生存というものの上について痛感しないところ、人間の普遍的愚なり。