Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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にっき

日記

宮本 百合子

Lesen Sie 日記 (にっき) von 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 40.068 Zeichen · 81 Bildschirme

Aozora Bunko

七月二十五日

七月二十六日

七月二十七日

七月二十八日

七月二十九日

○小溝へ落ちた前の車輪

七月二十五日(月曜)小雨

七十三度、夜七十度。

七月二十六日(火曜)

東京より電報、新聞、ハガキにて芥川龍之介劇薬自殺セルコトを知る。ショックを受けた。

九時二十分帰京。

○Yとロシアへゆくことについて父上に一寸相談したが、金銭についての考、全然自分と違い不快。その他肉親のうちにあっての孤独を強く感ず。

七月二十七日(水曜)

告別式

芥川のキリスト(西方の人)

――天に向ってのびた階子の中折れした形――キリスト達――という思想。(バルビュス――各※(二の字点、1-2-22)が人間一人の救主――)

大分心持に影響され、かえり電車の中で、小穴隆一の死面スケッチを思い出し、何かオエツが腹からこみ上げて来るようで、窓外を眺め、幾度もべそをかいた。

新町にかえる。

七月二十八日(木曜)

大掃除。

体を動したのがましであった。気分少し変った。

七月二十九日(金曜)

疲労。

三沢来。

この間と違い元気で愉快であった。

島地大等が死し、彼はいろいろの意味でのリーダーを失った。一時失望したが、今度は一義的な仕事のみ出来るような闊然たる心地――についた。