Japanische Klassiker mit Furigana
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はいいろのきょじん
灰色の巨人/魔法博士
江戸川 乱歩
Lesen Sie 灰色の巨人/魔法博士 (はいいろのきょじん) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 156.085 Zeichen · 312 Bildschirme
パラシュート
その生きた人間が空を飛んでいるうちに、どうして人形にかわってしまったのでしょうか。
読者諸君、この秘密がおわかりですか。それはつぎの章でわかるのですが、それまでに、諸君もひとつ、このなぞをといてみてはいかがです。
パラシュート
水上警察のおまわりさんが、ゴム人形をしらべているうちに、人形の手に、白い西洋ぶうとうがにぎらせてあるのに気がつきました。なんだろうと、それをひらいてみますと、中につぎのような手紙がはいっていました。
警察のかたがた、ごくろうさま。とらえてみれば人形で、おきのどくだったね。真珠塔はたしかにちょうだいした。おれの美術館に、だいじにかざっておくことにする。これからも、まだまだ、宝石を集めるつもりだ。そして、世界一の宝石美術館をつくるつもりだ。では、さようなら。灰色の巨人
それを読んでおまわりさんたちは、歯ぎしりをして、くやしがりました。それにしても、「灰色の巨人」とはなにものでしょう。宝石職人にばけた賊は「灰色」でも、「巨人」でもありませんでした。黒い服をきた、ふつうの男でした。では、あの男は賊の手下で、べつに「巨人」のような大男の首領がいるのでしょうか。