Japanische Klassiker mit Furigana
ja-reading.com
Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.
まきのとみたろうじじょでん
牧野富太郎自叙伝
牧野 富太郎
Lesen Sie 牧野富太郎自叙伝 (まきのとみたろうじじょでん) von 牧野 富太郎 (まきのとみたろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 94.045 Zeichen · 185 Bildschirme
あと三十年
少し大きくなりまして十歳位にもなった時、私の体はとても痩せていましたので、友達などはよく牧野は西洋のハタットウだ、などとからかっていました。それは私の姿が何んとなく西洋人めいていて(今日でもそうらしいのです)、且つ痩せて手足が細長いというのでハタットウといったもんです。ハタットウとは、私の郷里でのバッタの方言です。こんな弱々しい体が年と共に段々と健康になり、ついに今日に及んでいます。
あと三十年
そしてその間大した病気に罹った事がないのですが、私の今日の状態ですとこの健康はまず当分は続きそうです。今日私の血圧は低く脈は柔かくて若い人と同じであるので、医者は串戯半分まずこの分ならばあと三十年は大丈夫ダといっていますが、しかしこれをお世辞と聞いてその半分生きても大したもんです。そうすると私は九十位になる。どうかそうありたいもんだと祈っています。
余り健康自慢をするようでチト鼻につきますが、序にもう少々述べますれば私は一つも持病がありません。そしていくら長く仕事を続けましても決して肩が凝るナンテ事はありませんから、按摩は全く私には無用の長物です。逆上も知らず、頭痛も滅多にしません。