Japanische Klassiker mit Furigana
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まきのとみたろうじじょでん
牧野富太郎自叙伝
牧野 富太郎
Lesen Sie 牧野富太郎自叙伝 (まきのとみたろうじじょでん) von 牧野 富太郎 (まきのとみたろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 94.045 Zeichen · 185 Bildschirme
『植物図説』の刊行
私は標品整理完了の暁には、その一部を日本植物学界のために遺し、また他の一部は欧米の植物学界のために寄贈し、以て世界を利せんことを念願としている。そうすれば、私の標品も決して無駄にはならず、その価値を充分に発揮することが出来るわけである。
またこの標品整理には、仕事場が必要であって、そのため私はバラックで結構だから建物が欲しいと思っている。五間に六間位の広さで、二階建で風雨が凌げれば充分であると思う。
標品整理が完了し、出来れば国家の手で私の標品が標品館にでも収容されるようになれば、非常に満足に思う。私はこの苦心の標品が、火災により焼失したり、また鼠その他害虫等により破損することを恐れている。この標品の始末を速になし遂げる迄は、私は安泰としてはいられない気持でいる。
『植物図説』の刊行
もう一つの大きな仕事として私に課せられた使命は、『日本植物図説』の刊行である。私は植物に関係した当初からこの考えをもっており、明治二十二年頃には『日本植物志』刊行を発念し、『日本植物志図篇』を手はじめに出版したが、その序文にもある如く、『日本植物志』刊行の必要を痛感していた。