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Japanische Klassiker mit Furigana

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まきのとみたろうじじょでん

牧野富太郎自叙伝

牧野 富太郎

Lesen Sie 牧野富太郎自叙伝 (まきのとみたろうじじょでん) von 牧野 富太郎 (まきのとみたろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 94.045 Zeichen · 185 Bildschirme

Aozora Bunko

聞けば病院では俳句や和歌が非常に盛んだそうですが、植物と文学との関係はまことに深いものです。どうかこれを機会に植物への関心を深められ、植物を病養の慰めとして一日も早く恢復されんことを祈ります」

ここでお話を終り先生を囲んで質問に移る。

患者A「先生この病院のまわりにはどの位植物の種類がありますか」

牧野「さあ、五百種位ですかな」

患者B「この位なら病院中の植物をみんなとってきて教えていただき、名札でもくっつけるようにすればよかったなあ」

慰安室の畳の上にベタッと坐られた先生は今日の採集植物の中から一本一本手にとって説明して下さる。

牧野「これが翁草(オキナグサ)」

患者C「どうして翁草と云いますか」

先生耳が遠くて聞えないのでお嬢さんが通訳にあたられる。大きな声で「お父様この草はどうして翁草というのですかって」、先生耳に手をかざして聞いて居られたがようやくわかったらしくニコリとして、

牧野「ああ、それはこの花がすんで実が成熟すると私の髪の毛のように真白くなるんで」と白髪を引張って笑われる。一同笑声。

牧野「一本槍なんだが名前は千本槍」

牧野「これはサルトリイバラ、とげに猿が引かかります。