Japanische Klassiker mit Furigana
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そうもくちゅうぎょ
艸木虫魚
薄田 泣菫
Lesen Sie 艸木虫魚 (そうもくちゅうぎょ) von 薄田 泣菫 (すすきだきゅうきん) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 114.254 Zeichen · 226 Bildschirme
栗
が塩漬にせられた後の、歯ざわりの心よさを感じぬわけにゆかない。
ちょうど赤楽の茶※(「怨」の「心」に代えて「皿」、第3水準1-88-72)を手にした茶人が、その釉薬のおもしろみに、火の力を感じると同時に、その厚ぼったい口あたりに、茶を啜るときの気持よさを感じるのと同じようなものだ。
どうにも仕方がない。
栗
今日但馬にいる人のところから、小包を送って来た。手に取ると、包みの尻が破けていて、焦茶色の大粒の栗の実が、四つ五つころころと転がり出した。
「いよう。栗だな。丹波栗だ……。」
私は思わず叫んだ。そしてその瞬間、子供のように胸のときめきを覚えた。
どれもこれも小鳥のように生意気に嘴を尖らし、どれもこれも小肥りに肥って、はち切れそうに背を円くしている。
焦茶色の肌は、太陽の熱をむさぼるように吸って、こんがりと焼け上った気味だ。
唐木机の脚、かぶと虫の兜、蟋蟀の太腿――強健なものは、多くの場合に焦茶色にくすぶっている。
夏末に雑木林を通ると、頭の上に大きな栗の毬がぶら下っているのを見かけることがよくある。爆ぜ割れた毬の中から、小さな栗の実が頭を出してきょろきょろしているのは、巣立ち前の燕の子が、泥の家から空をうかがっているようなもので、その眼はもの好きと冒険とに光っているが、燕の母親がその雛っ児たちを容易には