Japanische Klassiker mit Furigana
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そうもくちゅうぎょ
艸木虫魚
薄田 泣菫
Lesen Sie 艸木虫魚 (そうもくちゅうぎょ) von 薄田 泣菫 (すすきだきゅうきん) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 114.254 Zeichen · 226 Bildschirme
驢馬
1
これだ。」
と叫ぶようにいって、眼の底に焼きつけられた形をそのまま、すぐに仕事にとりかかった。
間もなくすばらしい鶏の鍔が出来上った。御褒美の一つとして、羽の白い鶏の一つがいが記内のもとに下げられた。記内はそれを見向うともしなかった。
「お鶏か。折角だが、お前にはもう用はないのだ。」
驢馬
1
驢馬は愛すべきものの一つだ。馬のように気どらないで、薄のろなところが愛嬌があっていい、脚の運びが遅いのも、小児や老人の乗ものとして、恰好でこそあれ、少しも非難すべきいわれはない。とりわけ都合がいいのは、馬に比べて背が低いので、どうかした拍子に誤って落馬するとき、腰などしたたかに打つ心配がないことだ。落馬のときのことなど心配すると、今の人はおかしがって笑い出すかも知れないが、むかし池大雅は、旅行のとき、宿場宿場でよく馬に乗ることがある。そんな時に落馬の心がけがなかったら、ものの拍子で怪我をするかも知れないといって、わざわざその道の人について、馬から落ちる法を稽古したものだ。それを思うと、私が驢馬のことにつけて、すぐに落馬の場合を思いついたのに、少しも間違がないことが解るだろう。