Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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そうもくちゅうぎょ

艸木虫魚

薄田 泣菫

Lesen Sie 艸木虫魚 (そうもくちゅうぎょ) von 薄田 泣菫 (すすきだきゅうきん) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 114.254 Zeichen · 226 Bildschirme

Aozora Bunko

苺

苺

苺の花がこぼれたように咲いている。

白い小さな花で、おまけに地べたにこびりついて咲くので、どうかすると脚に踏まれそうだ。

女にも娘のうちは、内気で、きゃしゃで、一向目にも立たなかったのが、人の妻となって、子供でも産むと、急にはしゃいで、おしゃべりな肥大婦になり、どうかすると亭主の頭に手をやりかねないようになるのがあるものだ。苺もそれで、花のうちはあんなにつつましいが、一度実を結ぶと、だんだん肥えて赤ら顔になり、よそ事ながら気恥かしくなるほど尻も大きく張って来るものだ。

その苺もやがて紅く熟して来る。

むかし、江蘇の汪※(「王+宛」、第3水準1-88-10)が清朝に二度勤めをして、翰林編修になっていた頃のことだった。あるとき客と一緒に葡萄を食べたことがあった。葡萄は北京の近くで採れたもので、大層うまかった。北の方で生れた客は、ところ自慢から※(「王+宛」、第3水準1-88-10)にむかって、

「うまいですな。お故郷の江蘇にも、何かこんな果物のいいのがおありでしょうか。」

と訊いたものだ。すると、汪※(「王+宛」、第3水準1-88-10)は、

「私の故郷にですか。