Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

ja-reading.com

Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.

さんごくし

三国志

吉川 英治

Lesen Sie 三国志 (さんごくし) von 吉川 英治 (よしかわえいじ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 161.356 Zeichen · 323 Bildschirme

Aozora Bunko

孔明を訪う

一

「母上っ……。母上っ」

徐庶は、冷たい母の空骸をかかえて、男泣きにさけびながら、その場に昏絶してしまった。

はや冬風のすさぶ中、許都郊外の南原に、立派な棺槨(墓地)が築かれた――。老母の死後、曹操が徐庶をなぐさめて贈ったものの一つである。

孔明を訪う

一

徐庶に別れて後、玄徳は一時、なんとなく空虚だった。

茫然と、幾日かを過したが、

「そうだ。孔明。――彼が別れる際に云いのこした孔明を訪ねてみよう」

と、側臣を集めて、急に、そのことについて、人々の意見を徴していた。

ところへ、城門の番兵から、取次がきた。

「玄徳に会いにきたと、その翁は、ひどく気軽にいうのですが……?」

と、取次は怪しむのであった。

「どんな風采の老翁か」と、訊くと、

「峩い冠をいただいて、手に藜の杖をついています。眉白く、皮膚は桃花のごとく、容貌なんとなく常人とも思われません」と、ある。

「さては、孔明ではないか」と、推量する者があった。――玄徳もそんな気がしたので、自身、内門まで出迎えに行ってみると、何ぞはからん、それは水鏡先生司馬徽であった。

「おう、先生でしたか」

玄徳は歓んで、堂上に請じ、その折の恩を謝したり、以後の無沙汰を詫びて、