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Japanische Klassiker mit Furigana

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たんげさぜん

丹下左膳

林 不忘

Lesen Sie 丹下左膳 (たんげさぜん) von 林 不忘 (はやしふぼう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 241.861 Zeichen · 480 Bildschirme

Aozora Bunko

「ウーム!」

と呻いて、縁に棒立ちです。

植木屋は?

と見ると、その蒼白い顔を、相変わらずニコニコさせて、萩乃とお蓮さまへ目礼、スタスタ行っちまおうとするから、丹波、こんどはあわてて、

「お待ちを……ちょっとお待ちを願います」

ことばづかいまで一変、ピタリ縁にすわって、

「まさか、あなた様は――?」

恐怖と混迷で、丹波の顔は汗だ。

お蓮さまと萩乃は、おんなのことで、剣術なんかわからないから、小柄が横にそれただけのことで、この傲岸な丹波が、どうしてこう急に恐れ入ったのだろう……何かこの植木屋、おまじないでもしたのかしら、と、ふしぎに思って見ている。

「柳生流をあれだけお使いなさるお方は……」

と、丹波小首を捻って、

「ほかにあろうとは思われませぬ。違いましたら、ごめんこうむるといたしまして、もしかあなたさまは、あの――イヤ、しかし、さようなことがあろうはずはござらぬ。御尊名を……ぜひ御尊名を伺わせていただきたい」

「オウ、おさむれえさん。おめえ、何か感ちがいしていやアしませんかい」

植木屋は、ペコペコあたまを掻いて、

「御尊名と来た! おどろき桃の木――あっしあ、根岸の植留の若えもンで、金公てえ半チク野郎で、へえ」