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Japanische Klassiker mit Furigana

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しんぺんちゅうしんぐら

新編忠臣蔵

吉川 英治

Lesen Sie 新編忠臣蔵 (しんぺんちゅうしんぐら) von 吉川 英治 (よしかわえいじ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 337.181 Zeichen · 676 Bildschirme

Aozora Bunko

犬死だ。そんな馬鹿な真似をなさる大石様でもあるめえし、他にも、智者はいる筈だ。きっと今にというお心にちげえねえ、そう来なくっちゃ嘘だと、まあ、町人の考えですが、そう祈っているんでさ』

『堀部や、奥田なども、ここへ参って、そう申しているか』

『どう致しまして。おくびにもそんな事はお口から洩らしゃあしません。……だが、この先の網船屋から、堀部様を初め、時には七八人、時にゃあ十人以上も、船を借りて沖へ出なさる事があるから、それなども、何か下相談でもしているんじゃねえかと、お噂しているんですが、旦那方も、いずれは、この分じゃあ済まさねえお考えでしょうが、どうか、お体を大事にしておくんなさい』

『はははは、其方はなかなか、浅野家の肩持だな』

『浅野家たあ限らねえ。あっしらあ、真っ直で、弱い方につくんだ。……殊に、お石碑の註文をうけて、内匠頭様のお墓標を彫っているってえと、彫っているうちに、殿様のお心だの、瑤泉院様のお気もちだの、又、赤穂藩の大勢様が、どんな気がしてるかと口惜しくって、涙が出て、思わず鉄槌で手を打っちまう事せえあるんで……』

さっきから、苦りきった色を顔にあらわして黙っていた木村丈八は、もう耐えられなくなったように、