Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

ja-reading.com

Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.

しんぺんちゅうしんぐら

新編忠臣蔵

吉川 英治

Lesen Sie 新編忠臣蔵 (しんぺんちゅうしんぐら) von 吉川 英治 (よしかわえいじ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 337.181 Zeichen · 676 Bildschirme

Aozora Bunko

墨絵

『いやはや。話せねえ男だ。自分に云われた謎を、御老中の所まで問い合せにゆくとは、呆れ返った馬鹿者だ。それとも、此方の無愛想に、へそを曲げて、わざと、上野介を陥しいれる為に申し出たことか。――ちッ。田舎者めい!』

かれが、感情まかせな呟きを吐くときは、ひどく、江戸人特有なマキ舌が語気に交じった。ひとを罵るのにもよく“浅黄裏”だの“勤番者”だのと云うくせがある。要するに、それは彼が、彼自身を洗練された都会人としている誇りからくるものだった。

墨絵

小砂利を掃くお六尺も、お賄所の門をくぐる出入商人も、すべて、新しい法被を着ていた。

饗応役の家臣たちは勿論のこと、君侯生涯の大命である。肌着には穢れのない晒布を裁ち、腹巻には天の加護を祈って、神札を秘めている者もあった。

『勅使、柳原大納言さま、院使、高野中納言、清閑寺前大納言の御三卿、ただ今、おつつがなく、品川までお着き遊ばされました。高輪にて、御少憩にございますれば、ほどなく、これへ御着になられましょう』

清掃された伝奏屋敷の門へ、のし目裃の騎馬武士が、こう先触れを齎した十一日の朝。

暁方から、そこに、詰めきって、各※(二の字点、1-2-22)、持ち役の場所に緊張していた浅野家の家臣たちは、