Japanische Klassiker mit Furigana
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にっき
日記
宮本 百合子
Lesen Sie 日記 (にっき) von 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 40.778 Zeichen · 82 Bildschirme
。Theme は面白い。ああ云う妻に対して道徳問題や嫉妬を起さないところ、妙にギリシア式めいた本能の明るさがある。江口渙これを無道徳と云った、渙らし。おしいことには、よく見ても、一寸面白いだけでもの足りないところはある。
九日
野上さんの「キリストと祖父と母」。
密度のこまかい書きかただ。が、印象的でない。ところどころに、私などの到らない突こんだところがあるが、最後の祖父の心持を描く点、まるで物足らず。あの点を焦点にして細かくつき進むだけでもよかったろう。何故なら、あの点にこそ、アキムの祖父としての感情、現実家としての不安、動揺があるのだから。
長与善郎(主題はわからないのだが書き方がまるでキハク)四十歳になんなんとしてこの作を書く!
彼ばかりでなく、多くの人が、去年の秋の地震を、周知の事実と云う独断で、前提なく、説明なく、いきなり人間を床の上にころがしたり、驚かしたりして居る。自分の作を、短い範囲の生存で終らせることを悔いず、万一古典となったときの準備を全然欠いて居る。
作の結果から見れば古典になりっこのないのはわかるが、一つでも作をするとき、そこまで深い愛と責任を持ち得ないのは悲しい芸術家の商業化だ。