Japanische Klassiker mit Furigana
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にっき
日記
宮本 百合子
Lesen Sie 日記 (にっき) von 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 40.778 Zeichen · 82 Bildschirme
八月十日
八月十一日
八月十二日
八月十三日
泣けない自分の恐ろしさ。
〔欄外に〕私共の間は、もう救いがたいものとなった。私が彼に対してもつのはどうかして、このようなサーカムスタンスが許す最も公平な態度をもちたいという願だけだ。
八月十日 日
Aは、一緒にすめなければ別れるときめる。私が彼に牽かれて居る間は、冷淡に放って置いて、こちらが落付くと、哀願やら感傷的辞句で私をサレンダーさせようとする。
八月十一日 月
A、東洋内科医院のかえり、林町に来る。左右並背後の方もわるい由。しかし、程度は不明。父上に入院手続の保証人となって貰いに書きつけなど持って来た。
八月十二日 火
三越にゆき、Aが入院に入用な品々を買う。衣服、下駄、その他、パアジャマは丸善に行ったがない。
夕刻、父上の迎えに行く道に、牛込まで送って貰う。銀座へ散歩にゆこうと云って居たのがおくれて駄目。Y、肴町まで送って来てくれる、十一時半。林町まで俥、かえると玄関がしまって居た。生れてはじめてのしめ出し。はつを起して家に入る。
八月十三日 水
国男の誕生日、父上を事務所に迎えにゆき、三人で三共の上で食事をし、神田シネマで(吉川氏が建築した)over the Hill を見た。