Japanische Klassiker mit Furigana
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にっき
日記
宮本 百合子
Lesen Sie 日記 (にっき) von 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 40.778 Zeichen · 82 Bildschirme
十一月十一日
十一月十二日
むずかしいもの。寂しいもの。湯浅さんを愛せば愛す程、自分の愛が変なものであったのを思う。――いや。或は――ここで大した感じが起ったが書く場所なし。
私は愛なので苦しく、Aのは生活の方便――最高でも――あった為に苦しまなかったかという疑問。
十一月十一日 火
奈良でのいろいろの話をきいてから、雑司ヶ谷に来た。それから下町に行って買いものをする積りであったのが時間がなくて、江戸川附近ですませ、六時半前に帰宅。食後、父上に部屋がりをしたことを話したら、可哀そうに! 娘がそんなにレイラクしたのか! とセンチメンタルになりかけられ、少し困った。
十一月十二日 水
午後三時すぎ。山岡へ引っこし。丁度大瀧夫人が来て居たので、それとなく、一寸外出するようにして出かけて来た。見ると、彼女もう来て居、床に平八郎のあのよい落葉の軸をかけ、卓子の上に見事なカーネーションの花をかざってくれてある。うれしく、細やかな注意を悦んだ。自分もバラを買って来た。部屋は北東だが、今はさほどでなく、朝眩しいが、十時頃から、三時頃まで――仕事をする間――明るすぎない程度に日が廻るのでよし。彼女泊る。