Japanische Klassiker mit Furigana
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にっき
日記
宮本 百合子
Lesen Sie 日記 (にっき) von 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 40.778 Zeichen · 82 Bildschirme
十一月十三日
十一月十四日
十一月十五日
夜江戸川の方に散歩。
十一月十三日 木
生活の様子がまだそろわず一寸した亢奮あり。自分がこれ迄見て来たようなのばかり生活と思うと、大間違い、このようなものもある、という感が深い、この家族を見ると。そして誰も、それをあやしんだり、不満に思ったりして居ないのが、又或感だ。おそく起き、午後から、雑司ヶ谷墓地を歩き、夜、江戸川亭にゆく。講釈場というもの始めて。この席のきたなさ、古さに特殊な趣あり。
十一月十四日 金
おそい朝飯、おひる。後、アパアトメントに丹野さんをたずねたが見えず、網野さんのところにゆき、六時半頃まで話した。奈良の寺々の像などの写真を見ながら。活動の話。支那劇の話、いろいろ。網野氏、神経質な落着かない表情で、ある淋しさを感じた。自分達はいろいろな点感謝し、ハムブルになるべきだ。運命など、大切に思う丈めぐまれて居る点あり。夜、めっきりさむくなる。湯浅さん泊る。
十一月十五日 土
九時に起き、彼女会にゆく。自分机に向い、仕事の下ごしらえ。風が冬らしくつよく吹く。はれ渡ったすっきりした天気だ。『新小説』又このようにさし迫って云って来る。だめ。ことわる。