Japanische Klassiker mit Furigana
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にっき
日記
宮本 百合子
Lesen Sie 日記 (にっき) von 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 40.068 Zeichen · 81 Bildschirme
二月二十六日
自分早熟で、小学の五年から六年にかけ、ピアノ今弾く位に弾いたし、リーベもした。スエ子その点無邪気らしいのはよいが――。然し、仲間の裡にある彼女を見ねば真実は分らず。国男掴みの弱き感アリ。
父上、頻りに頭がいたいと云って居られる。母上、大切に劬り、じゃ休みましょうとは云わず、「オ※(濁点付き片仮名ワ、1-7-82)ァーオークだからですよ、年や何か考えてやらなけりゃ」、建築士法案を呈出するについて父上、努力して居られる、とのことだ。自分何だか幸福な一家と感ぜられず、愛、浄らかな、ひろい、賢い、健康な愛の不足を覚え、悲し。
〔欄外に〕
Y、新潮へゆく。皆ルスであった由、文房堂で万年筆。
二月二十六日(土曜)
(つづき)この間の日曜、関さんとも話したが、全く私は今になって始めて、偕に生きるものの大切さ、二つとないと思う心、自分をとおして或存在、周囲など明るく、立派に、一歩でもよくするに非らざれば、人間生存の意味がないと思うようになって来た。夫は妻のはり合い、妻は夫のはり合い、ほんとの友。その心持、しんに感じられて来た故、母達、互にそまつにとりあつかうのハラハラする。