Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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はいいろのきょじん

灰色の巨人/魔法博士

江戸川 乱歩

Lesen Sie 灰色の巨人/魔法博士 (はいいろのきょじん) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 156.085 Zeichen · 312 Bildschirme

Aozora Bunko

ぼくは、けさ早くきみのもうひとりの部下にばけて、仏像の体内へ、はいっていった。そして、『にじの宝冠』を、にせものと、とりかえたんだが、そのまえに、きみと話しているあいだに、きみのポケットから、そっとピストルをぬきとって、たまをすっかりとりだしてしまった。きみは、そのからっぽのピストルを、いままで、だいじそうに、持っていたのだよ。ハハハ……。」

それをきくと、四十面相はくやしそうに、はがみをして、ピストルを、足もとへたたきつけました。

「こんどは、ぼくのばんだよ。さあ、しずかにしたまえ。」

明智が、ピストルをとり出して、ぎゃくに、四十面相につきつけるのでした。

すると、そのとき、ふたりのうしろに、おいてあった、カーキ色のきれでつつんだものが、ムクムクと動きだして、なかから、かわいらしい少年の顔が、あらわれました。四十面相は、なにか機械がつつんであるのだろうと、気にもとめなかったのですが、じつは、そこに小林少年がかくれていたのです。

小林少年は、かぶっていたきれをはねのけると、用意していたはりがねを、大きなわにして、パッと四十面相の頭の上からかぶせ、それをぐっとひきしめて、両手を動かせないようにしてしまいました。