Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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はいいろのきょじん

灰色の巨人/魔法博士

江戸川 乱歩

Lesen Sie 灰色の巨人/魔法博士 (はいいろのきょじん) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 156.085 Zeichen · 312 Bildschirme

Aozora Bunko

さっきまで、こわい顔をしていたやつが、子どものように泣きだしたのですから、なんだか、こっけいです。少年たちは、それを見て、きみがいいと思いました。

「ああ、おれは後悔した。どうしても、この子どもを、もとのとおりに、生きかえらせなければならない。首や手足をつぎ合わせて、もとの姿にするんだ。いいか、おれは、かならず生きかえらせてみせるぞ。」

しかし、バラバラにした手足を、いくらつぎ合わせてみたところで、子どもが生きかえるはずはないのです。だいいち、人間の手や足が、ノリやセメダインで、つなげるものではありません。

「おや、きみたちは、へんな顔をしているね。このバラバラの手足を、つぎ合わせるなんて、できっこないと思っているのだろう。ところがね。魔法の国では、どんなことでも、できないことはないんだよ。え、わからないかね。人間の手足が、ちゃんとつなげるんだ。そして、生きかえらせることができるんだ。うそだと思うなら、ほら、見ているがいい。」

黒人は、そういったかとおもうと、いきなり、そこに落ちていた一本の足をつかんで、ヤッとばかりに、洞窟の向こうのほうへ投げつけました。