Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

ja-reading.com

Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.

りょうきのはて

猟奇の果

江戸川 乱歩

Lesen Sie 猟奇の果 (りょうきのはて) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 134.971 Zeichen · 270 Bildschirme

Aozora Bunko

警官達に捕縄の用意をさせて下さい、そして犯人を捕縛することを命じて下さい」

伯爵が威丈高に云った。

「誰をですか」

「斧村錠一と青木愛之助の両名をです」

横合から野村秘書官が呶鳴った。

それを聞くと、赤松総監と明智小五郎とがスックと座を立って、真青な顔で一座を見廻しながら思わず身構えをして叫んだ。

「それは一体誰のことです。そんな奴がここにいるのですか」

野村秘書官も二人に対抗する様に立上った。そして、片隅に並んでいた警官達を手招きしながら呶鳴った。

「諸君、警視総監と明智小五郎を逮捕するのだ。こいつらは総監でも明智探偵でも何でもない。斧村、青木という白蝙蝠の団員だ。サア何を躊躇しているのだ。早く取り押えるのだ」

だが、警官達は、流石にためらった。これが果して偽物であろうか。数ヶ月来彼等の大長官として事えて来たこの人物が、白蝙蝠団員などと、どうして信じることが出来よう。

「アハハハハ、君は気でも違ったのか。大河原さん。この熱病やみを放逐して下さい。こんなことを喋らせて、あなたは平気なのですか」総監がわめく。

「私も野村君と同意見です。警官諸君、大河原の命令じゃ。