Japanische Klassiker mit Furigana
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りょうきのはて
猟奇の果
江戸川 乱歩
Lesen Sie 猟奇の果 (りょうきのはて) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 134.971 Zeichen · 270 Bildschirme
「猟奇の果」もうひとつの結末
老科学者人体改造術を説くこと
生地のままの変装術。
そんなものがこの世に行われたならば、人間生活にどんな恐ろしい動乱がまき起ることか。思うだに戦慄を禁じないではないか。
夢物語でよいのだ。
夢物語でよいのだ。
この物語は一ヶ年に亘って月刊雑誌に連載されたものです。そういう場合の通例として、作者は月々筆を取って物語を進めて行きました。随って、月々の心変り、筋の運びの冗漫、其他幾多の欠陥ある事をお詫びしなければなりません。又、物語を前後篇に分ち、後半を改題し、小見出しの体裁、筋立て、文脈に至るまで一変しているのは、雑誌の販売政策上、編輯者の注文に応じなければならなかったからです。素人探偵明智小五郎の登場も、同じ注文によるものです。
「猟奇の果」もうひとつの結末 (前篇の末尾より続く)
老科学者人体改造術を説くこと
「オオ、お客さんか。こちらへお入りなさい」
その人物は手術着のような白衣を着た白髪白髯の老人であった。薄暗くてよくは分らぬが、顔中白ひげに覆われたむく犬のような怪老人である。
愛之助は何かしら催眠術でもかけられたような気持で、フラフラと奥の部屋へは入って行った。やはり薄暗い部屋であったが、見た所化学実験室と外科手術室とを兼ねたような感じの部屋であった。