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Japanische Klassiker mit Furigana

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そうもくちゅうぎょ

艸木虫魚

薄田 泣菫

Lesen Sie 艸木虫魚 (そうもくちゅうぎょ) von 薄田 泣菫 (すすきだきゅうきん) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 114.254 Zeichen · 226 Bildschirme

Aozora Bunko

仙人と石

」

「ほう、河内屋太郎兵衛から……水を……」紀州侯は忘れていた約束を思い出した。

「それならば早速受取ってつかわし、大事に貯えおくようにいたせ。」

「さあ、貯えると申しましたところで、あんなに沢山な水樽では……」

家来は当惑したようにいった。

「そんなに沢山持って参ったか。」

殿は物好きそうに眼を光らせた。

「はい、お城前はその水樽で身動きが出来ぬほどになっております。まだその上に次から次へと荷車が詰めかけて参りまして……」

家来は城のなかはいうまでもないこと、紀州侯の領地という領地は、すっかり水樽で埋ってしまうかのように、気味悪さに肩を顫わせた。

「そうか。河内屋めがまたいたずらしおったな。」

紀州侯はからからと声を立てて笑った。

仙人と石

支那の唐代に、張果老という仙人がありました。恒州の中条山というところに棲んでいて、いつも旅をするときには、驢馬にまたがって一日に数万里の道程を往ったといいます。旅づかれで家に帰って休もうとでもする場合には、驢馬の首や脚をぽきぽきと折り曲げて畳み、便利な小型に形をかえて持ち運んだそうです。そんなおりに、思いがけなく川に出水があって、徒渉りがしにくいと、この仙人は手にさげた折畳み式の馬に水を吹きかけます。