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Japanische Klassiker mit Furigana

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ぜにがたへいじとりものひかえ

銭形平次捕物控(十)金色の処女

野村 胡堂

Lesen Sie 銭形平次捕物控(十)金色の処女 (ぜにがたへいじとりものひかえ) von 野村 胡堂 (のむらこどう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 137.868 Zeichen · 278 Bildschirme

Aozora Bunko

うっかりとんだところへ行き合せて、三輪の親分とやらに、既に縛られそうになったところを、銭形の親分に助けて頂いたと、娘は這う這うの体で帰って参りました。有難うございました。だから佐久間町の三軒長屋へ行ってはならないと、小言を申していたところでございます」

一向流行りそうもない医者ですが、半分は幇間らしく、よくしゃべる五十五六の坊主です。

「お前さんは周助と昵懇だったそうじゃないか」

と平次。

「とんでもない、これでも代診こそ置きませんが、門戸を張っている医者ですよ、鉄砲笊を担いで歩く屑屋と昵懇でいいものでしょうかね、親分」

「屑屋だって人間に変りはあるめえ。大名高家じゃあるまいし、医者が友達になっても構わねえように思うがどうだろう」

「そう言えばそれに違いないようなものですが――」

「それに、お前さんと周助は、同国だっていうじゃないか」

「同国には同国ですがね」

「やはりその切支丹仲間のようなものかい」

平次はズバリと言い切りました。

「と、とんでもない、私は切支丹なんかじゃございません、先祖代々の禅宗で」

「仏壇があるかい」

「この通り、大したものじゃありませんが」