Japanische Klassiker mit Furigana
ja-reading.com
Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.
くろだじょすい
黒田如水
吉川 英治
Lesen Sie 黒田如水 (くろだじょすい) von 吉川 英治 (よしかわえいじ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 163.639 Zeichen · 325 Bildschirme
このとおりそちに詫びる」
「勿体ないおことば。臣下の官兵衛にたいし、そのような懺悔はご無用にあそばしませ。ただそれにお眼がひらいて下されば、官兵衛として、ここに死すとも恨みはございません」
「――就いては、折入って、そちに難儀な一事を頼みたいが、何と果してくれるか」
「――と、仰っしゃるのは」
「荒木村重に会ってもらいたい。ひとつ村重に会って、わしの苦衷を語り、かつはまた、そちの信念を以て、いま信長公に弓を引くなどということが、いかに無謀の挙に過ぎないか、また毛利家の強大な形容のみを見て、それに依存することの到底、頼り少ない事情にあるかなども、其方自身の口から、得心のまいるように、よく話してやって欲しいのじゃが」
ふと官兵衛は、自己の情熱と信念をこの主人の一言に、つよく奮い起された。
これは大きな意義のある使命とすぐ思ったのである。もし今、荒木村重をも説いて、その無謀を思い止まらせば、これは中国攻略の大局へ大きな寄与をすることになる。――そう考えたので、即座に、
「よろこんで、ご使命を奉じましょう。そして、村重どのが、謀反を思い止まったときは」
「もちろんこの政職も、断じて、織田家を離れるようなことはせぬ」