Japanische Klassiker mit Furigana
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たんげさぜん
丹下左膳
林 不忘
Lesen Sie 丹下左膳 (たんげさぜん) von 林 不忘 (はやしふぼう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 241.861 Zeichen · 480 Bildschirme
そして、ただいま、と頭をさげる拍子に、首がコロコロところがり落ちて、はじめて斬られていたことを知って、おれはモウ死んだのかと急にあわてだしたというんですが、こいつはどうかと思いますね。
もっとも、現代でも、よく似た話があるもので――ある方が、会社で上役と喧嘩をして、帰りにカフェーで気焔をあげて自宅へ帰ったら、速達がきていた。あすより出社におよばず……ここにおいてはじめて、ネックになったのかと、そぞろに御自分の首をなでてみたというんですが、ウー、ブルル! 縁起でもない話で、恐れ入ります。
「部屋をけがして、申し訳ない。あとしまつは、よしなに頼む」
片隅にいすくむ萩乃へ、ジロッと一眼を投げて、左膳、廊下へ出た。
その腋の下には、こけ猿の茶壺が、ガッシとかかえこまれて。
お蓮様の寮で、源三郎も、まごうかたなきこけ猿を手に入れたはず。
ハテふしぎ!……こけ猿の壺は二個あるのか?
文殊の智恵
一
「おい、おめえ見たか。おらア先生が、肌脱ぎになって水をくみこむところを見たが、肩なんかお前、松の根っこみてえだぞ」
「何言ってやがんでえ。いつも横町のおかめ湯で、先生の背中を流すのは、このおれ様だってことを知らねえのか。